血液検査データの読み方

【肌荒れ改善のための血液検査データの読み方】タンパク質不足をみる酵素AST・ALT

こんにちは。さおりです。

今回は体の中の酵素の活性状態から、
タンパク質の状態を確認
する方法。

 

酵素はタンパク質でできているので、
この酵素の活性状態が低いと、
タンパク質不足
というのを
推測することができます。

 

タンパク状態を推測する酵素群は
いくつかありますが、
(AST、ALT、γ-GTP、ALP、LDH、
コリンエステラーゼ、血清アミラーゼなど)
今回はASTとALTについて!

 

お肌はタンパク質でできています。

まずは体のタンパク状態が
良い状態じゃないと、

1番外側であるお肌のタンパク質の状態は
よくなりません。

自分の体タンパクの状態が、
どんな状態か確認していきましょう\(^o^)/

目次

AST、ALTとは

・AST
(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
(GOT=「グルタミン酸オキザロ酢酸トランスフェラーゼ」)  

心臓の筋肉や骨格筋、肝臓、腎臓、
膵臓、赤血球など、体内に広く分布している酵素。


・ALT
(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
( GPT=グルタミン酸ピルビン酸トランスフェラーゼ )  

肝臓に一番多く含まれている酵素 。


これらの酵素は、
アミノ酸をつくるために必要な酵素で、
ビタミンB6を補酵素としてはたらきます。


心臓や肝臓などの臓器に、
なんらかの障害で細胞が壊れ、
血中に酵素が漏れ出してくると、 
これらの二つの値が高くなります。

AST、ALTの読み方

・AST20〜22、ALT20〜22
正常


・AST>ALT差が2以上。どちらも低め。
ビタミンB群代謝不足・タンパク質不足


・AST<ALTまたはどちらも30ぐらいと高め
脂肪肝、肝硬変、慢性肝炎、ウイルス性肝炎


・AST>40 ASTだけ数値が高い場合
心臓疾患、筋肉の組織が壊れたなど

・AST↑ ALT↑
肝臓、胆道系の病気が考えられる 

AST・ALTとビタミンB6について

ASTとALTの数値で
ビタミンB6不足を予測することができます。



ASTとALTは、
ビタミンB6を補酵素する酵素。

そのため、ASTとALTの数値で、
ビタミンB6の欠乏と、
タンパク質不足を推測することができます。


また、ASTよりもALTの方が
代謝のスピードが速いため、
ビタミンBの不足が大きいほどALTが低下します。


ビタミンBが不足すればするほど、
ASTとALTの差がどんどん開いていきます。



したがって、2つの数値の差が大きいほど、
何か不調があると読み取れます。

ビタミンB6不足は他にも影響

ビタミンB6は、
精神の状態を整える神経伝達物質、
セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、
ノルアドレナリン、GABAの合成において必要不可欠なビタミン
です。


精神状態も
栄養素が非常に関係していることがわかります。



また、エストロゲンの代謝にも関わるため、
ホルモンのバランスも整え、
月経前症候群(PMS)やつわりの症状なども和らげます。



他にも、ビタミンB6が不足すると、
脂漏性皮膚炎などの皮膚炎、口内炎、口角炎の原因にもなります。

数字を読む場合の注意点

ALT、ALTの数字の差から
さまざまなことが読み取れますが、
差が小さいからといって、
その数字をそのまま信用できるかというと、そこも微妙。


ALTは脂肪肝などで数字は上昇します。

脂肪肝を予測できる数字としては、
ALPやコリンエステラーゼなど。


単純に差で判断するのではなく、
これらの数字や、食事内容から、
脂肪肝で数字が上がって、差が小さくなっているのかどうか
などを推測していきます。

まとめ

・ASTとALTからタンパクの状態を推測することができる。

・ASTとALTの目安な値はどちらも20〜22

・ASTとALTの差からビタミンB6不足を推測できる。

・ALTは脂肪肝で数字が上がるので注意。

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